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キックオフ・ミニフェスティバル「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020に向けて」開催

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キックオフ・ミニフェスティバル「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020に向けて」

2020年2月22日(土)11:30-16:00
会場:象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1丁目)

2020年は、いよいよ2014、2017に続く第3回目ヨコハマ・パラトリエンナーレ本番開催の年。

キックオフイベントとして、これまでの参加アーティスト・福祉施設が登場するワークショップやトーク、マーケットを楽しめるミニフェスティバルを開催します。多様な個性を活かしあうパラトリエンナーレの世界観を体感ください!

観覧/参加無料 事前申込不要

 
ヨコハマパラトリエンナーレ 2014

 
ヨコハマパラトリエンナーレ 2017

【プログラム】
11:30~16:00(売切次第終了) パラトリマーケット
これまでパラトリエンナーレに参加した横浜市内の福祉施設などによる出店。
出店者:カフェおからさん
社会福祉法人かたるべ会 ジャスミン ほか

11:30~12:30 ワークショップ
かたるべバンジョークラブ with ゾウノハナ合唱部
歌とバンジョーでとびきり楽しく多様性を体験できるワークショップ。
申し込み不要、参加無料。直接会場にお越しください。

13:00~15:00 トーク「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020に向けて」 ※手話通訳あり
過去のパラトリエンナーレ参加アーティストや障害当事者をゲストにむかえ、これまでの作品やプロジェクトを掘り下げます。そして、2020年のパラトリエンナーレと、それ以降の社会について観客のみなさんとも一緒に考えます。
登壇者:栗栖 良依(ヨコハマ・パラトリエンナーレ総合ディレクター)
小林 勇輝(アーティスト)
中山晴奈(フードデザイナー)
山本 総来(パラトリエンナーレ パフォーマー)
山本 宣子(パラトリエンナーレ コラボレーター/山本総来さんの家族) ほか

13:00~16:00 キノコづくりワークショップ
井上唯(アーティスト)
特殊な糸を手で編んでキノコを作るワークショップ。パラトリエンナーレ2014、2017では、約1万人の市民が参加し、同じ手法で作られた巨大なインスタレーションが会場を飾りました。
申し込み不要、参加無料。直接会場にお越しください。
※時間内であれば、いつからでもご参加いただけます。

14:00~16:00 sing a sewing 実演
港南福祉ホーム(布:ミナ ペルホネン)
2014年から続いている港南福祉ホームとミナ ペルホネンのプロジェクト「sing a sewing」。港南福祉ホームのメンバーが刺繍で自由に表現する様子を実演します。

※プログラムは変更の可能性があります。

【会場アクセス】
象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1丁目)
みなとみらい線「日本大通り駅」出口1より徒歩約3分、出口2より徒歩約5分
https://zounohana.com/map/

 

主催:横浜ランデヴープロジェクト実行委員会、特定非営利活動法人スローレーベル
共催:横浜市
協賛:株式会社FREEing

   

 

 

写真:427FOTO,山崎真、川島彩水

 

更新日 : 2020.01.10

【レポート】 12/9 みなとみらい本町小学校でのワークショップ

レポート

12月9日、横浜市立みなとみらい本町小学校にて、パラトリ参加アーティストのおどるなつこさんとメッセンジャーによるワークショップを開催しました。

おどるなつこさんは、横浜を中心にあしおとのリズムを通して、だれもがお互いに尊重しあう体験を広げる「あしおとでつながろう!プロジェクト」を展開中のタップダンサーです。
このプロジェクトでは、毎月タップを学んでいる福祉施設のメンバーが、個性の違いを尊重しあいながらタップの楽しさを伝える“メッセンジャー”として活躍しています。

みなとみらい本町小学校は全校で、持続可能な社会づくりに取り組むべくESD/SDGsに向き合い、「SDGsの達成に向けて、自分たちはどんなことができるのか」、地域の課題と関連付けながら考える取り組みをされています。今回、一緒に活動をする4年1組のみなさんは「パラスポーツ」をヒントに、障害の有無に関係なく誰もが参加できる地域づくりについて考えています。
目指すところはパラトリも同じ!ということで、今回はタップダンスを通じて、多様な人々が一緒に活動する環境を体感してもらいました。

一体何が始まるのだろう?
緊張の面持ちで多目的室に入って来る児童たち。

そこには山高帽をかぶったおどるなつこさんがいました。
                                Photo:Hajime Kato

自己紹介のタップを踊るおどるなつこさん。
タッタカタッタカ、タカタカタタタ、、、

ジャズミュージックに合わせた見事な足さばきにみんなの目は釘付け。

                                Photo:Hajime Kato
そして本日のゲスト、泉区の作業所ジョイカンパニーから来てくれたタップメンバー、ユリさん、タカさん、ホリさんが登場。 “あしおと”の楽しみ方を教えてくれる“メッセンジャー”として活躍中の三人です。四人でドレミの歌を歌いながらタップを披露すると、観ていたみんなから手拍子が。だんだん緊張もほぐれてきたかな?

さて、今回用意されたのがこの色とりどりの“おとたび”。
“おとたび”は、靴の上からもはける簡易タップシューズです。

                                Photo:Hajime Kato
好きな色の“おとたび“をはいて、いよいよダンスワークのスタート。

みんなの表情もワクワクしてきたようです。
                                Photo:Hajime Kato
さぁ、さっそく足を踏み鳴らしてみましょう、タカタカタカタカッ!

「タップダンス」と聞くとはじめは難しそうに感じるけれど、いざ足を踏んで音を出してみると、とにかくそれだけで楽しい。みんな思い切って足音を鳴らします。                                Photo:Hajime Kato
どんな音を出してもいいんだよ。
一人一人、自分のリズムを作ってみよう!
それぞれのオリジナルタップ、交代しながらみんなでいっしょに踏んでいきます。

足元だけでなく体全体で自由に表現!みんなこの動きについてこれるかな?

楽しい時間は早く過ぎるもので、前半はここで終了。

休憩時間に入ります。が、休憩時間こそ子供の本番。                                Photo:Hajime Kato
“おとたび”の虜になった生徒たちは休憩中もタップ三昧。

                                Photo:Hajime Kato
いつも間にか、ホリさんと児童たちがタップステージの上で尻相撲をはじめていました。

後半スタート
タップは“決め”が肝心ということで、♪やまのおんがくか♪を歌いながら、
タタタンタンタン、タタタンタンタン、、、タップを踏んで−−キメっ!校長先生もキメっ!

                                Photo:Hajime Kato
生徒からリクエストがあった帽子ジャグリングのレッスンと、棒を使ったコンタクトワークも行いました。                                Photo:Hajime Kato

今回は、休憩を挟んで90分のワークショップでしたが、はじめは緊張していた児童たちも体を動かし始めると夢中になり、時間が足りないくらいだったかもしれません。
ワークの中で、それぞれの特性の違いを自然にフォローし合うような場面も見られ、普段からそのような関係性が育まれているのがわかります。

共生、バリアフリー、多様性といった言葉は、捉えられそうでいてなかなか捉え難いものです。体を動かし、お互いの運動の特性や反応の違いを認め合いながら、触れ合っていくこと。その中でしか得られない経験というものがありますね。
すぐに正解が出るものでも、言葉にできるものでもないかもしれませんが、このような経験を重ねていくことで、芽吹いてくるものもあるでしょう。

ワークショップの後で、みんなといっしょに給食をご馳走になりました。

〈参考〉
あしおとでつながろう!プロジェクト HP
https://peraichi.com/landing_pages/view/ashituna2010

あしおとでつながろう!プロジェクト ブログ
https://asituna.thebase.in

おどるなつこさんも参加したパラトリエンナーレ 2017の様子(動画)

 

文: SLOW LABEL曽和
写真:加藤甫、SLOW LABEL曽和

 

 

 

更新日 : 2019.12.27

パラトリパフォーマーの山本総来がヒューマンライブラリーに登壇しました

レポート

ヨコハマ・パラトリエンナーレに2014年からパフォーマーとして参加している山本総来(やまもと・ふさき)さんが、12月8日に横浜市中央図書館で行われたトークイベント「ヒューマンライブラリー」に登壇しました。

ヒューマンライブラリーとは、社会における偏見や差別をなくすために、まず“知る”という段階を生み出すことができる対話型のイベント。こころのバリアを溶かし、多種様々な人を結びつけ、共感的理解を促進しダイバーシティを育成することを目的としています。

山本総来さんはこの日、お母さんの宣子さんと一緒に登壇することに。ヨコハマ・パラトリエンナーレに参加した経験を伝えてくれました。

総来さんと宣子さんが語ってくれた心に響く言葉の数々を、ここでも少しだけレポートします。

「僕はいま23歳です。医療的ケアが必要な重度の障害者です。YESとか、いいねという時には、笑顔や口を開いて周りに伝えています。生まれてから北海道から九州まで家族で移り住んできました。週に5日、デイサービスの施設で軽作業や音楽や作品づくりなどをしています」

宣子さんが総来さんの言葉を代読するように、お話がはじまりました。

「今日は重度の障害者としてヨコハマ・パラトリエンナーレに参加した話をします。今日は一番近くで僕をみてきた母が代わりに語ります」

ヨコハマ・パラトリエンナーレの初回は2014年。ライゾマティクスの真鍋大度さんらアーティストが聴覚障害者とともに、音楽の振動が伝わるデバイスでダンスをする作品を制作したりと、当時はとても珍しい先進的な取り組みと作品で話題になりました。

ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014 「music for the deaf」

ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014 「music for the deaf」 photo by 山崎真

「music for the deaf」パフォーマンス Photo by 越間有紀子

この頃、18歳だった総来さんにとって、最も印象深かった経験は、イギリスのカンドゥーコ・ダンス・カンパニーの芸術監督ペドロ・マシャドさんのダンスワークショップです。

それまでの総来さんにとって、ダンスといえば、親や先生に手を揺らされたりするのがダンスでした。このとき、ペドロさんや先生たちの英語をわかりやすく翻訳して伝えてくれるダンサーの高津会さん(SLOW LABELスペシャリスト/アカンパニスト)などに出会って、はじめて親や介助者に手伝ってもらうことなく、自分の体だけでダンスをすることに挑戦したのです。

ペドロさんには繰り返しこう言われました。

「ママをみるな、自分の意思は自分で伝えなさい」

それまでは自分の気持ちを宣子さんに通訳してもらうことが当たり前だった総来さん。目を覗き込みながら真剣に英語で語りかけてくるペドロさんの気迫に驚いたそうです。こんな風に人に真剣に叱られたことは、初めての体験でした。

また、この時、ペドロさんはお母さんの宣子さんにも言いました。

「ママは(総来さんの)視界から消えなさい!」

総来さんと一緒に出かける時には「お母さんはなるべくそばを離れないでください」と言われ続けていた宣子さんにとって、それは驚きの言葉でした。

これががきっかけになって、総来さんは家族以外の人にも、視線や動作で気持ちを理解してもらえることに気が付いたそう。宣子さんがいないワークショップの現場では、金井ケイスケさん(サーカスアーティスト/SLOW LABELパフォーミングディレクター)が、総来さんが出す小さなサインによく気が付いてくれました。

そうやって挑戦したのが、総来さんを車椅子ごと持ち上げるリフト。

持ち上げるメンバーも持ち上げられる総来さんにとっても、大チャレンジです。この時は近くにいるメンバーの体に触れることで「いまなら大丈夫」と合図をして、リフトをしてもらいました。

ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014 ワークショップで車椅子ごとリフトされる総来さん photo by 427FOTO

一緒にワークショップに参加していたメンバーも、今では総来さんのわずかなサインに気が付いてくれる存在です。

一般の方にとってはなかなか近寄りがたい重度障害者に、ワークショップに参加している知的障害や発達障害のある子達は、真っ先に近寄ってきてくれて、気にかけてくれて、今でも会うと「あの時はすごかったね」と声をかけてくれたりと、何年でも楽しかったことを覚えてくれているそう。

「友達だと思っていてくれていることが、本当にありがたいです」

宣子さんはそう語ります。

総来さんの友達は、2017年のヨコハマ・パラトリエンナーレでもさらに増えました。

2017年はパフォーマンスに参加するために、オーディションと面接を受けました。その人の個性と役割を見極めるためのオーディション。そうして集まった60名近い出演者が、5ヶ月を超える期間、毎週末のように一緒に稽古をしていました。

この時の稽古で演劇の先生から言われた言葉を、宣子さんはメモしていました。

「多い方が強い。多い方から少ない方への思いやりとは、そうぞうりょく(想像力/創造力)を膨らませること。できる動きで自由になればいい」

出演した仲間たちには、障害のあるパフォーマーやお芝居の経験がある人もいて、強い人は少ない人を思いやり、少ない人は強い人に馴染んでいって、時間をかけてひとつの集団、ひとつの質感にそろっていき、みなで“人間からうさぎの姿に変えられた集団”になっていきました。

ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2017 うさぎ達のパフォーマンス Photo by 加藤甫

この時、うさぎ達の衣装を制作していたのが、CMの世界でも活躍しているコスチュームデザイナーの武田久美子さん。

ヒューマンライブラリーの会場には当時の衣装も展示しました

「稽古の時に、僕が頭を車椅子に押し付ける動きをみて、邪魔にならないようにと特別なうさぎの帽子と耳を作ってくれました。何気ない衣装にみえますが、細かい気配りがあるんです」

うさぎ達のパフォーマンスのために衣装を着てメイクアップもした総来さんの写真

パフォーマンスの本番には、いつもお世話になっている施設の方やヘルパーさんなど、たくさんの人がみにきてくれたそうです。

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017 sense of oneness とけあうところ 第二部 不思議の森の大夜会」会場風景(撮影:加藤甫)

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017 sense of oneness とけあうところ 第二部 不思議の森の大夜会」会場風景 Photo by 加藤甫

宣子さんも、2014年から、アーティストの井上唯さんの創作をサポートするボランティアスタッフとして、ヨコハマ・パラトリエンナーレに参加をしています。

ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2017でアーティスト井上唯さんのプロジェクトを手伝う宣子さん

ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2017でアーティスト井上唯さんのプロジェクトを手伝う宣子さん

「アートは心の栄養で、誰もがただ見るだけ、感じるだけで元気になる。そんな素敵な仕事を僕も母もできたことが嬉しい。ヨコハマ・パラトリエンナーレ は市民が参加する本当の美術展だと思います。ヨコハマパラトリエンナーレは来年が最終章。そのあとは横浜トリエンナーレのなかに、障害のある方々の表現も含まれていくようになるのでしょう」

アートも立派な仕事のひとつ。創作しながら自分の心を震わせて、観る人には感動を届ける。世界で一番クリエイティブな仕事の中では、誰もが個性を活かすことができます。重度の障害という個性をもつ総来さんにしかできない表現があるのです。

「私たちは一歩外に繋がったことで、家庭にいてはできない経験ができて、世界が広がったんです。外に出かけても家族だけでいれば世界はひろがらないけれど、なにかを誰かと一緒にすることで、人とつながることができて、そこから世界が広がるんだと、私たちはヨコハマ・パラトリエンナーレに参加して、すごく感じました。いま、東京パラリンピックをきっかけに、障害があってもできるアクティビティが増えています。(重度障害者とその家族も)もっと外に出て、世界を広げられる人が増えたらいいなと思います」

次のヨコハマ・パラトリエンナーレは2020年の11月。
総来さんもパフォマーとして舞台にあがります。

「来年のヨコハマ・パラトリエンナーレのパフォーマンスを観たら、ステージにいるのは僕ひとりでも、僕を支えてくれている人がいることを思い出してください」

総来さんの活躍と2020年のヨコハマ・パラトリエンナーレを、どうぞ楽しみにしていてください。

(写真・文 友川綾子/SLOW LABEL)

更新日 : 2019.12.16

11/22 横浜市立みなとみらい本町小学校 人権週間・人権講演会

レポート

2019年11月22日(金)、横浜市立みなとみらい本町小学校で、栗栖良依の講演会を開催しました。

みなとみらい本町小学校は、全校でESD/SDGsに向き合い、「SDGsの達成に向けて、自分たちはどんなことができるのか」、地域の課題と関連付けながら考える取り組みをおこなっています。

この日は、ヨコハマ・パラトリエンナーレとはどんなアートイベントなのか?
障害のある人もない人もまざりあう、多様性のあるワクワクするまちをつくるために、今できることはなんなのか?
全校児童のみなさんに向けてお話しました。

まずは校長先生のお話から。

「このあとお話される方のこと、先生からはあえて紹介しないね。
みんなが聞いて、みんなの心で感じて、その上で自分がどう思ったか、
そしてどう自分が行動するかが大切です」

 

そこからは栗栖さんにバトンタッチ!

最初のおはなしは、栗栖さん自身のからだのこと。

中高時代はバスケ部だったこと。
ところが2010年、膝に悪性腫瘍ができてしまって大きな手術をすることになったこと。
見た目は普通の人と変わらないけれど、自分で足を動かすことには限界があって、人にぶつかったりすると怪我をしてしまうかもしれないので、それを防ぐために、杖を使っていることなどをお話しました。

そんなとき、2011年に横浜の「象の鼻テラス」から「あなたにぴったりの仕事があるから来てください」と誘われて、障害者とアーティストをつなげてモノやパフォーマンスをつくる仕事を紹介され、今の活動をスタート。そこから生まれたのが、この日の講演で紹介した「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」です。

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」は、横浜美術館で3年に1回開催される「ヨコハマ・トリエンナーレ」と同時に開催されるもうひとつの(=パラ)トリエンナーレ。「パラカルチャー(違いを認め合う世界)」をめざして開催を続けています。

 

「みんな同じように揃ったダンスもかっこいいけど、わたしはみんなそれぞれの違いを生かしあったパフォーマンスがおもしろいと思ってる。みんなが違いを生かした方が、ワクワクする社会になるんじゃないかと思っています」と語る栗栖さん。

 

その事例として、ダンサー・森田かずよさんをVTRでご紹介しました。

「この身体だからこそできる美しい表現は何なのか?」を探求する現役のダンサーで、この日はヨコハマ・パラトリエンナーレ2017でおひろめしたデュエットダンスの制作過程のエピソードが紹介されました。

「ダイブ」という、相手の体に飛び込む振付がなかなかうまくできない森田さん。
背骨に側弯があるため、倒れこみ方によっては体に激痛がともなうので、つい腰が引けてしまうのです。

でも、パートナーと何度も練習を繰り返し、試行錯誤を重ねることで、安心して飛び込める方法・痛くないダイブの仕方をを見つけ、本番では美しいダイブを披露することができました。

おたがいの体や特性を理解し、物理的にも精神的にも安心感を育むことで、同じ舞台に立って最高のパフォーマンスを作れるんだということが実感できるエピソードでした。

さらに、2017年のリオ・パラリンピックの閉会式のパフォーマンスについても映像とともに紹介。それぞれの身体と向き合い自分だけの表現を見つけ、90,000人のお客さんの前で堂々と披露する姿に、児童たちはすっかり見入っていました。

 

さらに、ここで解説。

東京〜リオの移動距離をみなさんご存知ですか?なんとその距離、飛行機を乗り継いで36時間!普通の人でも体にこたえるその距離を、障害がある人たちが移動するのはカンタンなことではありませんでした。

でもそんな時のために、パラトリエンナーレでは「アクセスコーディネーター(環境を整える人)」「アカンパニスト(伴奏する人)」という人材が、障害のあるメンバーも、安心して参加できるようにバックアップしていることを栗栖さんは説明しました。

同じ車椅子でも、自分でおりれるか、おりれないか、 身体の状態は人によってさまざま。じゃあ「”その人”にとって、何が必要なのか?」ひとりひとりの状態や特性を理解して、それにあわせて対応する。そんな存在がいることで、誰もが安心してイベントに参加できるようになる。「アクセスコーディネーター」や「アカンパニスト」は、そんな役割を担っているのです。

最後に、栗栖さんから児童たちにメッセージが送られました。

「みんなにもまちの“アクセスコーディネーター”をめざしてほしい。
 そのためには、みんなが持ってる2つの「そうぞうりょく」を使えば大丈夫!」

1つは「imagination(想像力)」 相手の困ってること・してほしいことを想像する力。
1つは「creativity(創造力)」 目の前のバリア・ハードルをどうどかすか考える力。

自分とちがう人と接する時、それを使えば乗り越えていける。2020年に、東京オリンピック・パラリンピックが開催される時、横浜でも海外の人・障害のある人・自分と違う人と出会う機会が増えるはず。

そんな時、2つの「そうぞうりょく」を使ってゆけばきっと乗り越えられるし、みんなが大人になったに、もっと暮らしやすいまちになっているはず、と笑顔で語りました。

 

また、オリンピック・パラリンピックの3つのビジョンのうちのひとつ「全員が自己ベスト」についても紹介。

「誰かと比べたりしない、障害があるかないかも関係ない、自分だけのチャレンジ目標を見つけて「自分史上最高の記録」を出すことについて、ぜひ考えてみてください!」

そんな宿題をかかげて、きょうの講演会は終了しました。

 

 

講演会の後は、4年1組の教室に移動!

みなとみらい本町小学校では、各クラスごとにテーマを決めてSDGsに取り組んでいますが、4年1組では「パラスポーツ」をテーマに、色々なパラスポーツ選手を取材したり調べたりしていました。

講演会の感想を書き終わったら、意見交換の時間。

印象に残ったエピソードや、栗栖さんからの宿題に対して自分たちができると思うことを発表!全員がさかんに手をあげて、自分の意見を語っていたのがとても印象的でした。

横浜を多様性のあるまちにしていくために「“自分”が、実際にできることはなにか?」具体的な行動まで考えた、一歩ふみこんだディスカッションがおこなわれました。

今日出会った児童たちが、横浜というまちでどんな行動をおこしていくか。これからがとても楽しみです!

横浜市立みなとみらい本町小学校
人権週間・人権講演会
<日時>2019年11月22日(金)10:35~11:15
<会場>横浜市みなとみらい本町小学校 体育館
<講師>栗栖良依
協力:NPO法人スローレーベル

(文・南裕子、写真・友川綾子/SLOW LABEL)

 

 

更新日 : 2019.12.10

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020 会期・会場決定

お知らせ

 

 

“障害者”と“多様な分野のプロフェッショナル”による現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020」の開催と、会期・会場が下記の通り決定しました。

2020年はこれまで主会場だった象の鼻テラスを飛び出し、横浜の街の各所で企画展示、パフォーマンス、ワークショップを展開します。

過去2回開催してきた実績をもとに、2020年は、これまでに積み重ねてきた創作とパフォーマー/支援人材育成の集大成を披露するとともに、パラトリエンナーレを通じて蓄積してきたノウハウや実績をアート・福祉・まちづくりなどの角度から共有しつつ、「アートを通じて、多様な人々の出会いと協働の機会を創出し、誰もが居場所と役割を実感できる場」を、地域や日常にも展開していくことをめざします。

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【ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020 開催概要】

【1】 パフォーマンス
日程:2020年11月21日(土)・22日(日)
会場:みなとみらい本町小学校
障害の有無を超えて多様性のメッセージを発信するサーカス作品の公演。
2014年から取り組んできた創作やパフォーマー/支援人材育成の集大成的作品を発表。
※みなとみらい本町小学校との協働プロジェクトで、児童向けの講演・ワークショップ企画も進行中

【2】展覧会
日程:2020年11月12日(木)〜 28日(土)
会場:神奈川県民ホールギャラリー
障害のある方とアーティストのコラボレーションによる作品の展覧会。 障害や共生社会についての新たな切り口を多様な形式の作品で提示する。

【3】フードプロジェクト
会場:横浜市役所アトリウム(新市庁舎) ほか
市内福祉施設とアーティストで共同開発する、食にまつわるプロジェクトを実施。

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会期:プレ会期 / 2020年夏 (ドキュメント展示開催予定)
本会期 / 2020年11月12日(木)〜11月28日(土)
会場:横浜市役所アトリウム(新市庁舎)、神奈川県民ホールギャラリー、みなとみらい本町小学校 ほか

主催:横浜ランデヴープロジェクト実行委員会、NPO法人スローレーベル
共催:横浜市、神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
協力:横浜市立みなとみらい本町小学校

更新日 : 2019.11.08

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017「sense of oneness とけあうところ」上映会&トーク

レポート

2018年10月8日、横浜ラポールにてヨコハマ・パラトリエンナーレ2017の記録映画
「sense of oneness とけあうところ」の上映会&トークを開催しました。

障害の有無を超えて、国内外1万人以上の人々がパフォーマーやアートの作り手として参加し、
多様な人たちの協働による様々な作品が繰り広げられたヨコハマ・パラトリエンナーレ2017。

本上映会では、映像作家・池田美都さんが本番の様子やパフォーマーたちが稽古を経て成長する過程などを丁寧に捉えたアートドキュメンタリー映画「sense of oneness とけあうところ」を初公開。
そして、上映後のトークでは2020年の第3回開催に向けてビジョンを共有し、
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020の概要を発表しました。
準備と当日の様子をお届けいたします。

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今回の上映会では、聴覚に障害のある方にも楽しんでいただけるよう、映画には字幕がつき、
トークでは手話通訳と要約筆記を行いました。

客席から通訳さんの姿や、要約筆記のモニターが見やすいように、
事前に入念なチェックや打ち合わせをしていきます。

本番ではこのようになりました。

手前の机に座っている4名の要約筆記者の方々がトークを聞き取って入力した文字が、
壇上のモニターに映し出されています。
モニター横に立っているのが、手話通訳さんです。

また、上映会当日、準備のために集まったスタッフの中には、
スローレーベルスタッフだけではなく、
パラトリエンナーレ2017でインターンとして活躍してくださった方、
そして、スローレーベルが開催しているアクセシビリティ講座の受講生の皆さんがいらっしゃいました。

アクセシビリティ講座は障害の有無を問わず、誰でも楽しめる文化・アート活動の場のアクセシビリティや、
障害のある方と活動する際のサポート方法などを実践を通して学ぶ講座です。
受講生の皆さんには、実習として、受付、客席案内、スペシャルニーズ対応を担当していただきました。

アクセシビリティ講座のレポートはこちら

アクセシビリティ講座の受講生もみんなで会場の下見を行いました。

車椅子の方も安全に入場していただけるかなどをチェック。
よりバリアフリーな環境を作るために、意見が飛び交います。

会場の準備も無事終わり、いよいよ開場。

スタッフは、パラトリ2017でパフォーマンスに使われていた「ウサギ」の衣装を着て雰囲気を盛り上げます。

また、今回の会場には、アートステージで展開された実験的作品《「ない」から始めるプロジェクト》の特別展示も行いました。

《「ない」から始めるプロジェクト》

寺垣 螢(訪問の家 朋) ×新川 修平(片山工房) × 藤原 ちから/ 2017年

「人」と「表現」を考える場をコンセプトに活動する神戸市・長田区の福祉施設「片山工房」の新川修平が右足でペンキの入った容器を蹴るというパフォーマティブな技法(澤田技法)で絵画の制作を行ったメンバー澤田隆司氏との創造体験を入り口とし、「訪問の家 朋」の寺垣 螢とともに新たな創作表現を探ります。「福祉」と「共創」の本質に迫る取組みであり、演劇批評家である藤原ちからによってそのパフォーマンスの背景を言葉で可視化するプロジェクトです。

さて、続々とお客様が集まってきて、いよいよ開演です。

司会の斎藤優衣さんもうさぎの衣装を身に着け、雰囲気満点。


ヨコハマ・パラトリエンナーレ主催の横浜ランデブープロジェクト実行委員長・恵良隆二さんのご挨拶の後、
今回の記録映画の監督を務めた映像作家の池田美都さんからのコメントが紹介されました。

「この映像はドキュメントと物語が曖昧で、それは私が普段から作品を作る上で大切にしていることで、一番楽しんでもらいたい部分です」

一体どんな作品なのでしょうか?
期待感も高まったところで、いよいよ上映開始です。


画像:池田美都「sense of oneness とけあうところ」より


画像:池田美都「sense of oneness とけあうところ」より


画像:池田美都「sense of oneness とけあうところ」より

約70分の映画の中では、まるで「不思議の国」に迷い込んだアリスのような少女が出てくるシーンがあったり、
公募で集まった多様なパフォーマーたちが、オーディションや稽古を経て、
本番でお客さんを迎える「ウサギ」として成長するドキュメンタリーシーンがあったり、
まさに記録と物語が「とけあう」瞬間が展開され、
常識やこれまで「当たり前」と思っていたことを揺さぶられるような不思議な世界が繰り広げられました。

会場で展開された障害のある方とアーティストのコラボレーションによるアート作品や、
パフォーマンスステージでのショーの様子など、
「不思議の夜の大夜会」を追体験することができる作品でした。

休憩を挟み、次はスローレーベルディレクターの栗栖良依のトーク。

トークでは、2009年からはじまった横浜ランデヴープロジェクト、
2014年の「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」誕生、
2017年の第2回、そして2020年に向けた歩みと、
これからのビジョンについてお話しました。

2020年のパラトリの目標は「フィクションをリアルにする」。

2020を最後に、パラトリエンナーレはトリエンナーレと統合される計画です。
なぜならそれは、障害の有無関係なく、
トリエンナーレのなかに「とけあう」ことを目指しているから。
パラトリという非日常の世界で成立しはじめている「誰もが居場所と役割を感じられる社会」が、
日常の生活のなかでも実現されるためにはどうしたらいいのか。
「パラ」がとれる未来へ向けて、現在進行形でさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。
例えば、ソーシャルサーカスプロジェクト。
海外では、芸術性より教育効果を重視した「ソーシャルサーカス」という分野があり、
道具と身体を用いてバランス感覚・操作感覚・創造性・協調性・社会性などを
総合的に育めることから注目を浴びています。
スローレーベルでも、「サーカス・アート」 と 「リハビリテーション」 の親和性に着目し、
「障害者の心身の機能向上」を新たな視点で研究した「トレーニングプログラム(メソッド)」を開発しています。
そのほかに、上映会でも受講生が活躍してくれたアクセシビリティ講座や
障害の有無を問わず参加できるプログラムを実践できる指導者の育成講座など、
主に障害のない方に向けた取り組みも進行中です。

今回来てくださったお客様には、パラトリに出演してくださった方や
ワークショップに参加してくださった方も多く、
会場はなんだか同窓会のような温かい雰囲気に包まれていました。

惜しくもパラトリには参加できなかったという方からは、
「映画を観て、参加できなかったかったことがあらためて残念、2020こそは!」
といった声も。
ぜひぜひ、お待ちしております!

また、多くの方から、この映像をもっといろいろな人に広めてほしい、
というご意見をいただきました。
今後上映する機会がありましたら、このウェブサイトでお知らせいたします。
(SLOW LABEL  西川萌子)

更新日 : 2019.03.27

minä perhonen×港南福祉ホーム作品「sing a sewing」展示販売

お知らせ

ヨコハマ・パラトリエンナーレをきっかけに生まれた、minä perhonenの布に港南福祉ホームの方々が創造性あふれる刺繍を施した作品「sing a sewing」が、minä perhonenが提案する心地よい暮らしのための店call(青山スパイラル5F)にて、展示販売されることになりました!

クリスマスもすぐそこ。心温まる作品をぜひご覧ください。

「sing a sewing」展
会期:12月15日(土)~ 25日(火)

初日には作り手の方をお迎えし、実際の製作風景をご覧いただきながら、minä perhonenのハギレを使ったファブリックボード作りのワークショップを開催します。

日時:12月15日(土)
①11:00〜12:30
②14:00〜15:30
定員:各回12名(小学生以上)
参加費:¥4,500+tax(材料費込み)
お申込み:online store metsäにて、11月28日(水)正午頃よりご予約受付予定。
お問い合わせ:お電話にてお願いいたします。

http://www.mp-call.jp/

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豊かな感性とリズムと共に、一針一針を真摯に進めつくられた刺繍。 港南福祉ホームで、障がいを持つ作者により生み出された作品を、callにて展示販売いたします。 ・ 「sing a sewing」展  会期:12月15日(土)~ 25日(火) ・ 初日には作り手の方をお迎えし、実際の製作風景をご覧いただきながら、minä perhonenのハギレを使ったファブリックボード作りのワークショップを開催します。 ・ 日時:12月15日(土) ①11:00〜12:30 ②14:00〜15:30 定員:各回12名(小学生以上) 参加費:¥4,500+tax(材料費込み) お申込み:online store metsäにて、11月28日(水)正午頃よりご予約受付予定。 お問い合わせ:お電話にてお願いいたします。 ・ 作品を間近に眺めると、力強さにあふれていてこちらの心が温まります。クリスマス近づくころ、この美しさを見つけにぜひいらしてください。 #mp_call #minaperhonen #minaperhonencall #港南福祉ホーム #embroidery #2018call_christmas

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更新日 : 2018.11.22

キノコづくりワークショップ

レポート

9月2日、横浜ラポールにてヨコハマ・パラトリエンナーレ関連企画として「キノコづくりワークショップ」を行いました。

キノコづくりのワークショップは、細い形状記憶の特殊な糸を使って手のひらサイズのキノコを編むもので、アーティストの井上唯さんが開発したワークショップです。

朝は台風の影響か土砂降りで、お客さんが来るのか心配な場面もありましたが、開催時間と共に晴れ、徐々にお客さんが増え、お昼過ぎには超満員!
昨年、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017に展示するために、横浜市内各所でワークショップを開催していたこともあり、来場してくれた方の中には「去年参加したよ!」という方もいらっしゃいました。

photo by Yui Inoue

 

 

 

井上 唯 Yui Inoue
1983年生まれ。金沢美術工芸大学大学院染織専攻修了。滋賀在住。人が自然と関わるなかで生み出してきた知恵や手仕事に惹かれ、織り・編み・染め・縫い といった手法を主に用いながら、そこに別の視点を引き入れることで、特定の場所に対して新しい何かを存在させるような制作を行う。各地で、滞在制作や、市民参加型の作品制作、ワークショップも行っている。主な展覧会:「瀬戸内国際芸術祭2016/SOKO LABO」(香川)、「PORT JOURNEY San Diego⇄Yokohama」2015(アメリカ、横浜)、「六甲・ミーツ・アート2013 芸術散歩」(兵庫)、「神山アーティスト・イン・レジデンス 2011 」 (徳島)、 「粟島アーティスト・イン・レジデンス 2010 / Autumn」(香川)、「奥能登国際芸術祭2017」(石川)

更新日 : 2018.09.25

アクセシビリティ実践講座 第2回

レポート

―障害のある人との豊かな創作現場の作り方―

障害の有無を問わず、だれでも楽しめる文化・アート活動の場のアクセシビリティ学ぶ「アクセシビリティ実践講座」。
第2回は「実習 アート創作活動編」として、障害のある人とのアートの創作について、実際のワークショップの現場体験を通して学びました。

受講生が体験したのはヨコハマ・パラトリエンナーレ関連企画として開催されている「キノコづくりワークショップ」です。特殊な形状保持のプラスチックの糸を手で編んでキノコをつくる、美術作家・井上唯さんが開発したワークショップ。障害の有無にかかわらず、多様な人が参加できます。受講生は障害のある人と一緒に創作を行う「アカンパニスト」となって場をつくります。

ラポールに隣接している、横浜市総合リハビリテーションセンターの利用者さんをアテンドしワークショップに参加してもらう体験も。

次回、ラポールが開催するコンサートでの実践の予習として、ラポールを調査するセッションも行いました。会場となるラポールシアターやその周辺を巡り、設備や環境で気づいたことを書き留め、最後に共有しました。

 

更新日 : 2018.09.25

アクセシビリティ実践講座 第1回

レポート

―アクセシビリティに考慮された現場を作るために―

スローレーベルでは、障害の有無を問わず、だれでも楽しめる文化・アート活動の場のアクセシビリティや、障害のある方と活動する際のサポート方法などを実践を通して学ぶ講座として「アクセシビリティ実践講座」を開催しています。
第1回は「基礎レクチャー」として、障害のある人と活動を行う際に必要な基礎知識を学びました。

まずは、スローレーベルがこれまで取り組んできた事例や、どういった思いでこの講座を開催しているかなどをお話し。そのあと、今回の講座の会場であり、一緒にプログラム開発を行なっている障害者スポーツ文化センター横浜ラポールの和田さんより、ラポールでのアクセシビリティの考え方や事例の説明をしました。
ラポールは、障害のある人もない人もスポーツや文化活動を楽しめる場所として、各所にバリアフリーな工夫がみられる施設です。

座学のあとは、車いすと弱視・盲の体験とアテンドを実践形式で学びました。参加者はそれぞれ当事者側とアテンド側を交代で行います。
両方を経験することで、アテンド側だとこう感じていたところが、当事者側になるとまた違った視点で感じる部分などを発見することができ、様々な気付きを得ることができたようです。

残りの回もラポールにて実施されます。
今回の体験が、これからの実践に活かされていくでしょう!

更新日 : 2018.09.25

かたるべハッピーザのWEBサイトができました。

お知らせ

Photo by Ayami Kawashima

かたるべハッピーザのWEBサイトができました!

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」にて「うたうピザ屋さん〜かたるべハッピーザ」としてピザ販売に合わせた複合パフォーマンスを披露した「かたるべハッピーザ」。
パラトリ以降も活動を続けており、この度WEBサイトがオープンしました。

WEBサイトでは、今後のパフォーマンス出演情報や、バンジョーの体験ワークショップなどの最新情報をご案内しております。

かたるべハッピーザWEBサイト:https://katarube-happyzza.tumblr.com/

今後もかたるべハッピーザの活躍にご注目ください!

更新日 : 2018.09.23

ヨコハマ・パラトリエンナーレ「sense of oneness とけあうところ」 上映会&トークを開催します

募集終了

画像:池田美都「sense of oneness とけあうところ」より

障害の有無を超えて、国内外1万人以上の人々がパフォーマーやアートの作り手として参加し、多様な人たちの協働による様々な作品が繰り広げられたヨコハマ・パラトリエンナーレ2017。本上映会では、映像作家・池田美都が本番の様子やパフォーマーたちが稽古を経て成長する過程などを丁寧に捉えたアートドキュメンタリー映画「sense of oneness とけあうところ」を初公開します。上映後のトークでは2020年の第3回開催に向けてビジョンを共有し、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2020の概要を発表します。

価値観を揺さぶられるパラトリエンナーレの世界をぜひご覧ください!

日時:10月8日(月・祝)14:00-16:30
会場:横浜ラポール ラポールシアター
定員:300名
[参加無料][予約優先]

【プログラム  ※予定】
前半 「sense of oneness とけあうところ」上映 ※日本語字幕付
後半 トーク ※手話通訳、要約筆記付き
スピーカー:栗栖良依(ヨコハマ・パラトリエンナーレ 総合ディレクター)ほか

映画「sense of oneness とけあうところ」
監督・撮影・編集 池田美都 Mito Ikeda

池田美都
1977年生まれ。映像作家、撮影監督。多摩美術大学卒業後、コマーシャルフィルムの監督に師事。以後、展示映像、ドキュメンタリー、広告の現場などで活動。
主な作品(撮影・監督):Lapse day ~Nature Creationにて展示上映(2016 年)、劇団ままごと”わが星”小豆島公演映像(2016年)、雲になった森のできるまで ~木村崇人制作風景フィルム(2014年)、ひとひろはん ~SLOW LABEL ドキュメンタリー(2013年)

【情報保障・サポートについて】
・日本語字幕(映画上映時のみ)
・手話通訳、要約筆記(トーク時のみ)
・手話通訳が見やすい座席の指定
・出入口に近い座席の指定
※必要なサポートを申し込み時にご記入ください。事前にお知らせいただけていない事項は、当日の対応が難しい場合もございます。

【アクセス】
障害者スポーツ文化センター 横浜ラポール
(神奈川県横浜市港北区鳥山町1752)
◆JR、横浜市営地下鉄「新横浜駅」より徒歩約10分
新横浜駅よりリフト付き無料送迎バスあり。
アクセスについて詳しくはこちら

【ご参加方法】※予約優先。事前予約をお勧めいたします
プログラム参加申し込みフォームからお申込みください。
http://www.slowlabel.info/join-form/
もしくは以下必要項目を明記の上、メール、FAX、電話でも受け付けております。

[必要事項]
応募項目:ヨコハマ・パラトリエンナーレ「sense of oneness とけあうところ」上映会&トーク、氏名、ふりがな、参加人数、メールアドレス、電話番号(FAX番号)、その他必要なサポート等をご記入ください。可能な範囲で対応いたします。※受付確認や事前連絡はご記入のメールアドレスまたはFAXへお送りします。

【お問い合わせ・申し込み】
ヨコハマ・パラトリエンナーレ 事務局
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通 1丁目 象の鼻テラス内
TEL 045-661-0602(10:00-18:00)    FAX 045-642-6132
Email : info@paratriennale.net

※いただいた個人情報は本プログラムの運営のみに利用し、厳重に管理いたします。
※プログラム中は記録広報のため、写真及びビデオ撮影を行う場合があります。
※プログラムの内容は変更になる場合があります。

主催:横浜ランデヴープロジェクト実行委員会、特定非営利活動法人スローレーベル
共催:横浜市
協賛:株式会社FREEing
映画制作協賛:株式会社ケンウッド

更新日 : 2018.08.14

キノコづくりワークショップを開催します

募集終了

キノコづくりワークショップ ―ヨコハマ・パラトリエンナーレ関連企画―
特殊な糸を編んで、 一人ひとつ自分だけのキノコを作ります。アーティストの井上唯さんが考案した編み方で、だれもが参加できるワークショップです。

日時:9月2日(日)
午前の部10:00-12:00(最終受付11:30)
午後の部13:00-15:00(最終受付14:30)

場所:横浜ラポール ラポールボックス (横浜市港北区鳥山町1752)
「ラポールの祭典2018」のイベントとして行います。詳しくはこちら
参加方法:当日会場にお越しください。
※順次受付。参加者多数の場合はお待ちいただくことがあります。

photo by Yui Inoue

[このワークショップについて]
このワークショップはアーティスト・井上唯さんが考案した、特殊なプラスチックの糸を編んでキノコを作るワークショップです。井上唯さんはヨコハマ・パラトリエンナーレにて同様の編みの技法を用い、多様な市民と協働で制作した作品『whitescaper』を発表。象の鼻テラスやパークを不思議な世界に作りかえる空間インスタレーションを展開しました。

Photo by Yui Inoue (井上唯《whitescaper》ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017より)

井上 唯 Yui Inoue
井上唯
1983年生まれ。金沢美術工芸大学大学院染織専攻修了。滋賀在住。人が自然と関わるなかで生み出してきた知恵や手仕事に惹かれ、織り・編み・染め・縫い といった手法を主に用いながら、そこに別の視点を引き入れることで、特定の場所に対して新しい何かを存在させるような制作を行う。各地で、滞在制作や、市民参加型の作品制作、ワークショップも行っている。主な展覧会:「瀬戸内国際芸術祭2016/SOKO LABO」(香川)、「PORT JOURNEY San Diego⇄Yokohama」2015(アメリカ、横浜)、「六甲・ミーツ・アート2013 芸術散歩」(兵庫)、「神山アーティスト・イン・レジデンス 2011 」 (徳島)、 「粟島アーティスト・イン・レジデンス 2010 / Autumn」(香川)、「奥能登国際芸術祭2017」(石川)

主催:横浜ランデヴープロジェクト実行委員会、特定非営利活動法人スローレーベル
共催:横浜市
協力:井上唯、障害者スポーツ文化センター 横浜ラポール

更新日 : 2018.08.12