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【生配信】11/21(土) ジェス・トム『Me, My Mouth and I』特別上映関連トーク

11/05 Thu

自身のトゥレット症候群(チックの一種)を創造的に昇華するため、アーティスト活動を行うJess TOM (ジェス・トム)が、「アンリミテッド・フェスティバル」※1で披露し、話題を呼んだ作品『Not I(わたしじゃないし)』の創作プロセスが描かれたドキュメンタリー映画『Me, My Mouth and I』を、日本初公開いたします。

公開を記念し、11月21日(土)19:30〜20:30、作家のジェス・トムとトゥレットヒーロー共同創設 者のマシュー・ポーントニーがオンラインで質問に答えるトークイベントを開催します。ブックプロジェクト 「そのうち届くラブレター」企画者の金澤韻・田中みゆき・畑井恵がホストになり、Q&Aを進行します。
※1:ロンドンオリンピック・パラリンピック競技大会に向けた文化プログラム

また、皆様からジェス・トムへの質問も募集。
お寄せいただいた質問はキュレーターからジェス・トムへ投げかけさせていただきます。ドキュメンタリー映画を見て浮かんだ疑問や感想を「mail★slowlabel.info」かパラトリtwitterのDMにお寄せください。

 ●ドキュメンタリー映画『Me, My Mouth and I
暗闇の舞台上に宙吊りにされた役者の口だけが露出した「口」という登場人物が、ほとんど意味をなさない言葉を矢継ぎ早に発し続ける、サミュエル・ベケットの演劇作品『Not I』。ジェス・トムは自身のトゥレット症候群(チックの一種)の症状である突発的な発声が挟み込まれる状況を含めて、この作品を演じました。『Me, My Mouth and I』は、その創作の経緯や、彼女を取り囲む人々との対話を描き出したドキュメンタリー映画です。

 

「ジェス・トム『Me, My Mouth and I』特別上映関連トーク」開催概要

◆日時:2020年11月21日(土)19:30〜20:30
◆会場:オンライン
アーカイブ動画はこちら:https://youtu.be/-mb7RTXTizY
※手話通訳、英日通訳付き
※字幕ありで視聴したい方は、YouTubeの動画右下にある「字幕」ボタンを押してご視聴ください。
※新型コロナウィルスの感染が拡大しているため、残念ながら特設スタジオ観覧を中止させていただくことになりました。 オンライン配信は予定通り実施いたしますので、ぜひオンラインにてお楽しみください。

◆参加・視聴料金:無料

◆登壇者:

Photo:James Lyndsay

ジェス・トム
作家、アーティスト。自身のトゥレット症候群(チックの一種)を創造的に昇華するため、2010年にトゥレットヒーロー(Touretteshero)を共同設立。自伝的作品「Backstage in Biscuit Land」やサミュエル・ベケットの不条理演劇「Not I」の上演は、アンリミテッド・フェスティバルやエジンバラ・フリンジなどで高い評価を受ける。


金澤韻(「そのうち届くラブレター」キュレーター/リーダー)
現代美術キュレーター。1973年神奈川県生まれ。熊本市現代美術館など公立美術館での12年の勤務を経て、2013年に独立。これまで国内外での展覧会企画多数。トピックとして、グローバリゼーション、ニューメディアアート、そして日本の近現代史を扱い、時代・社会の変化とともに変容する人々の認識と、私たちに精神的な困難をもたらすものを捉え、問題解決の糸口を探る。近年の主な展覧会に、「AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」(2019)「ウソから出た、まこと」(2019)「毛利悠子:ただし抵抗はあるものとする」(2018)(以上、十和田市現代美術館)「杭州繊維芸術三年展」(浙江美術館ほか、中国、2019)「こども時代」(パレ・ド・トーキョー、フランス、2018)など。https://kodamakanazawa.com/

 


田中みゆき(たなか みゆき) (「そのうち届くラブレター」キュレーター)
キュレーター/プロデューサー/東京都渋谷公園通りギャラリー学芸員。1980年大阪府生まれ。アートセンターなどに勤務後、「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画する。価値や評価が定まる前の表現を扱うプロジェクトを通して、表現の見方や捉え方を当事者や鑑賞者とともに再考する。近年の企画に、『大いなる日常』展(2017年、NO-MA)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(2017年~19年、KAAT神奈川芸術劇場)、映画『ナイトクルージング』(2019年公開)、『オーディオゲームセンター』(2017年~)など。東京大学DO-IT、Google Rareなど障害や多様性をテーマとしたカンファレンスにも登壇。2018年より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院非常勤講師。早稲田大学文学学術院博士後期課程在籍。http://miyukitanaka.com/

 


畑井恵(はたい めぐみ)  (「そのうち届くラブレター」キュレーター)
千葉市美術館 学芸員。1983年和歌山県生まれ。高校中退後、辻製菓専門学校、辻調グループフランス校シャトー・ド・レクレール卒業。パティシエとして2年間勤務の後、大阪大学文学部で西洋近現代美術史を専攻。大阪大学文学研究科博士前期課程修了、同研究科博士後期課程単位取得退学。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員を経て2015年より現職。現代美術を中心とした展覧会企画及び教育普及事業を担当する。主な企画展に「目[mé] 非常にはっきりとわからない」(2019年)、「小川信治-あなた以外の世界のすべて」(2016年)。公開制作やワークショップを通し、鑑賞者とともに空間をつくりかえていくプロジェクトシリーズ「つくりかけラボ」を企画担当。https://www.hataimegumi.com

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