ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017では、インターンさんに書いてもらったレポートをアップしていきます。
トップバッターはYさん。
5/27に象の鼻テラスで行ったキックオフイベントについてです。
ディレクターの栗栖によるプレゼンテーション、井上唯のあみあみワークショップ、金井ケイスケのダンスワークショップと盛りだくさんだったこの日。どんなことを感じたのでしょうか?

インターンレポート!5/27 パラトリキックオフ
 

キックオフイベントレポート

5月27日、象の鼻テラスにてヨコハマ・パラトリエンナーレ2017のキックオフイベントが開催され、私を含む4名のインターンは、この日初めて顔を合わせました。

会場準備が整い、ほどなくして開場となり、私は会場に入場する車椅子の方の誘導を頼まれましたが、実際その場面になると、自分自身が車椅子の方の目線や視野が理解できていないため、躊躇してしまいスムーズな誘導ができませんでした。
10時30分からプレゼンテーションが始まり、用意された席はほとんど埋まっていました。パラトリエンナーレ総合ディレクター 栗栖良依さんが映像とともに、2017年のヨコハマ・パラトリエンナーレの特色や関係者の紹介を行い、今回のパラトリエンナーレが2014年のロンドンパラリンピックのオープニングにインスピレーションを受けていることや前回とどのように異なるか、また特に力を入れた点などの説明をされました。映像モニターの他に耳の聞こえない方のために音声に合わせ、字幕が流れました。栗栖さんが「障害のある方を弱者として見ていて、障害のある人を助けてあげなくてはいけないと考えている人が多い」というようなことをおっしゃったことが印象的でした。このパラトリエンナーレに関わることにより、自分の意識がどのように変わるのか、もっと色々なものを見て、体験したいと思います。

インターンレポート!5/27 パラトリキックオフ

私はあみあみワークショップでボランティアの方に教わりながら、体験にきた方たちに編み方を教えたり、お話をしたりしました。ボランティアの方たちは常連の方が多く、慣れていて、編み方以外にもパラトリエンナーレや横浜周辺のこと、日常のことなど色々なことを話してくださり、緊張して妙に堅苦しい気持ちになっている私を落ち着かせてくれました。
井上唯さんに今編んでいるものが実際どのような形になって、展示されるのかという構想のスケッチを見せてもらい、この一本の糸がたくさんの人の手を介して編まれ、象の鼻テラス一帯を包み込むのだと思うと、プロジェクトに込められたたくさんの思いが感じられました。サーカスワークショップでは、障害のある人と障害のない人、幼児から大人まで、みんなが一緒になって即興のダンスのような体操 (体操のようなダンス?) をしていました。それぞれが自分の個性を出し合って楽しんでいて、見ている私も笑ってしまいました。
朝から夕方5時まで多くの人があみあみワークショップに参加してくれたため、一日で形の違うたくさんの円ができあがりました。この円が大きくなっていくのが楽しみです。終了後に打ち上げがあり、夕暮れ時の象の鼻テラスでスタッフの皆さんと乾杯をしました。お天気もよく、海が見える公園での楽しい語らいのひと時でした。
こうして私たちがスローレーベルのインターンとして、ヨコハマ・パラトリエンナーレに携われるということも何かの縁かもしれません。現役の大学生、社会人、車椅子の方もおり、年齢、性別、経験、境遇は異なりますが、それぞれが目標をもち、お互いに協力し段階的に成長していけるようにかんばりたいと思います。
インターン E.Y

インターンレポート!5/27 パラトリキックオフ