Concept & Document

コンセプト&ドキュメント展示(象の鼻テラス内)

本フェスティバルのテーマ「sense of oneness」を象徴するコンセプトビジュアルを現代芸術活動チーム目【め】が手がけます。また、「成長するフェスティバルとしての継続性と進化の過程をドキュメント展示で明らかにします。

コンセプトビジュアル・テキスト

現代芸術活動チーム目【め】 は2014年、2015年と自閉症当事者やその保護者へのリサーチ活動を実施してきた。自閉症の人々との出会いや、ともに過ごした体験をもとに構想したコンセプトビジュアル及びテキストを展示する。

コンセプトビジュアル・テキスト展示イメージ

コンセプトビジュアル・テキスト展示イメージ

現代芸術活動チーム目【め】《世界に溶ける》 2014年

現代芸術活動チーム目【め】 《世界に溶ける》 2014年

現代芸術活動チーム目【め】

個々のクリエイティビティを特性化し、連携を重視するチーム型芸術活動。中心メンバーは、アーティストの荒神明香、ディレク ターの南川憲二、制作統括の増井宏文の3名。果てしなく不確かな現実世界が実感に引き寄せられる体験を作品として展開。 代表的な作品に、「たよりない現実この世界の在りか」/資生堂ギャラリー、「世界に溶けるドキュメント」/ヨコハマ・パラト リエンナーレ、「おじさんの顔が空に浮かぶ日」/宇都宮美術館 館外プロジェクト、「憶測の成立」/越後妻有トリエンナーレ、 「Elemental Detection」/さいたまトリエンナーレ2016、などがある。Photo : Takahiro Tsushima

ドキュメント展示

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014の「first contact はじめてに出会う場所」から本年の「sense of oneness とけあうところ」に至るプロセスを紹介。第一回開催から得た気づきやその後の取り組み、それらを経て誕生したプロジェクト等から、フェスティバルの成長と進化の過程を明らかにします。2014年から継続されている横浜市内の福祉施設港南福祉ホームとミナ ペルホネンによる刺繍のプロジェクトから生まれた作品も併せて展示します。

港南福祉ホームによる作品の写真

港南福祉ホームによる作品の写真

刺繍 : 港南福祉ホーム

横浜市港南区の閑静な住宅街にある障害者地域活動ホーム。メンバーの多くは、知的障害にダウン症、脳性麻痺、心臓疾患などを併せ持つが、豊かな感性とリズムにより、様々な作品を生みだす。その刺繍一針一針、織り物一織り一織りに組み込まれる真摯さは「人と人」「社会と社会」を繋ぐ架け橋となっている。Photo : Yukiko Koshima