パラトリフードラボ

みんなで考える、福祉と食のしあわせな未来

「食」をキーワードに、新しい時代の福祉を一緒に考えませんか?福祉の現場では、食にまつわるユニークな事業が数多く展開されています。一方世界では、持続可能で、多様な人々が気持ちよく暮らせる社会づくりのために「大量生産・大量消費」といった、これまでの食をとりまく状況が見直されつつあります。このような流れの中、ひとりひとりと向き合い、丁寧に作られる福祉の現場における食は、まだ誰も気づかない可能性に満ちているのではないでしょうか。この講座では、多彩なゲストスピーカーをむかえ先進事例を知るとともに、わたしたちのそばにある「福祉」や「食」の現場で、いま、できることは何なのかを考え、行動に移すためのスキルを学びます。

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SCHEDULE

第1回「食でつなげるアートと福祉」 9月5日(土)10:00-12:00
講師:中山晴奈(フードデザイナー)

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さまざまな分野とコラボレーションを行うフードデザイナー中山晴奈が、
これまで関わった福祉×食×アートのプロジェクトを紹介。ラボメンバーそれぞれの関心や課題を発掘するグループワークなども行います。

第2回「農業とまちづくりに見る 気持ちいい福祉」 9月19日(土)10:00-12:00
講師:篠原杏子(ローカル・コーディネーター)×ココ・ファーム・ワイナリー

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クリエイティブな社会福祉政策が注目されるポートランド。知的障害のあるスタッフがいきいきと働く栃木県足利市のワイナリー ココ・ファーム。人と自然に向き合うことで生まれる「気持ちいい福祉」を考えます。

第3回「最先端技術で生産」 10月3日(土)10:00-12:00
講師: 友廣裕一(合同会社シーベジタブル共同代表/一般社団法人つむぎや代表)ほか

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環境や地域づくりを視野に入れた「循環型の海藻生産」。食のベンチャーが考える未来と福祉施設との協働とは?

第4回「食器と福祉 個人に寄り添う新しい産業」 10月17日(土)10:00-12:00
講師::中直樹(アーキテクト/ファブリケイター)×貝沼航(漆とロック株式会社)

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3Dプリンターなどの最新技術を用いて自助具を作るファブラボ品川。伝統と視覚障害者の感覚が出合うことで生まれた漆器「めぐる」。ひとりひとりの障害や特性をものづくりに活かす産業の可能性を考えます。

第5回「ブレスト会議:いま、ここの課題を突破する」 11月7日(土)10:00-12:00
講師:阿部晶人(株式会社カヤック)

現場が抱える課題をどのように突破し、いかに「食と福祉」の未来を作るのか。ブレインストーミング、企画の立て方などの考え方のスキルを学びます。

フードラボ『新しい食と福祉の講座』公開トーク 11月22日(日)11:30-12:30
登壇者:中山晴奈(フードデザイナー)、
田柳恵美子(公立はこだて未来大学 社会連携センター 副センター長・教授)
会場:オンライン(パラトリ公式YouTubeチャンネル「パラトリテレビ」にて、横浜市役所から生配信)
参加費:無料

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9月から11月まで、全5回にわたって実施したフードラボ『新しい食と福祉の講座』。食、農、福祉、アート、教育など、様々なバックグラウンドを持った受講生17名が参加し、国内外の食にまつわる先端的な活動をゲストとともに学び、食によって社会をアップデートする方法を議論しました。公開トークでは、フードラボデレィクター中山晴奈と受講生が講座をふりかえり、それぞれの立場で「食と福祉」のテーマを掘り下げます。

中山晴奈 / Haruna Nakayama

フードラボ ディレクター

(なかやまはるな) Haruna Nakayama

フードデザイナー

1980年千葉県出身。東京藝術大学大学院先端芸術表現修了。在学時より食べ物を使った美術表現の研究をする。NPO勤務後、行政や生産現場と連携して食をコミュニケーションツールにした総合的なデザインを行う。教育コンテンツ ココイク(伊勢丹新宿店)の監修、東北食べる通信(花巻市)の連載をはじめ、フードスケープ展(アーツ前橋、2016年)、みちのおく芸術祭 山形ビエンナーレ(東北芸術工科大学、2016年)、ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2018年)等のアート分野でも活動。慶應義塾大学SFC研究所フードXテクノロジーラボ研究員。

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