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【締め切りました】パラトリ オンラインゼミ フードラボ 『新しい食と福祉の講座』 メンバー(受講生)募集!

08/19 Wed

オンラインゼミ『新しい食と福祉の講座』

「食」をキーワードに、新しい時代の福祉を一緒に考えませんか?

福祉の現場では、食にまつわるユニークな事業が数多く展開されています。一方世界では、持続可能で、多様な人々が気持ちよく暮らせる社会づくりのために「大量生産・大量消費」といった、これまでの食をとりまく状況が見直されつつあります。このような流れの中、ひとりひとりと向き合い、丁寧に作られる福祉の現場における食は、まだ誰も気づかない可能性に満ちているのではないでしょうか。

ヨコハマ・パラトリエンナーレでは、2017年「フードプロジェクト」として、横浜市内の福祉施設とフードデザイナーで新しいフードメニューを開発する試みを行いました。今回は、コラボレーションを通してお互いが得た新しい気づきや知見を「オンラインゼミ」の形にして皆様にお届け。
さまざまな先進事例を知るとともに、わたしたちのそばにある「福祉」や「食」の現場で起きている課題は何か、今できることは何なのかを考え、行動に移すためのスキルを学びます。

【講座の特徴】
・多彩なゲストスピーカーによる先進事例を知る。
・学んだことを行動に移し、現場等で活かすための企画方法を学ぶ。
・多様な業種の人々の交流によって新たなアイディアを生み出す

【開催方式】オンライン
(*最終回のみ対面での開催を検討中。オンラインでもご参加できます)

【こんな人へ】
・施設のフード事業の可能性を拡げたい福祉施設職員・関係者
・福祉の現場とつながりたいフードビジネス関係者
・ダイバーシティや持続可能な社会について関心のあるだれでも

 【講座内容】
第1回「食でつなげるアートと福祉」 9月5日(土)10:00-12:00
講師: 中山晴奈(フードデザイナー)
さまざまな分野とコラボレーションを行うフードデザイナー中山晴奈が、これまで関わった福祉×食×アートのプロジェクトを紹介。ラボメンバーそれぞれの関心や課題を発掘するグループワークなども行います。

第2回「農業とまちづくりに見る  気持ちいい福祉」 9月19日(土)10:00-12:00
講師: 篠原杏子(ローカル・コーディネーター)×ココ・ファーム・ワイナリー
クリエイティブな社会福祉政策が注目されるポートランド。知的障害のあるスタッフがいきいきと働く栃木県足利市のワイナリー ココ・ファーム。人と自然に向き合うことで生まれる「気持ちいい福祉」を考えます。

第3回「最先端技術で生産」 10月3日(土)10:00-12:00
講師:  友廣裕一(合同会社シーベジタブル共同代表/一般社団法人つむぎや代表)×渡邉 崇人(徳島大学大学院・助教、(株)グリラス・取締役会長兼CEO)

環境や地域づくりを視野に入れた「循環型の海藻生産」。食料危機の時代のタンパク質として開発が進む「昆虫食」。食のベンチャーが考える未来と、福祉施設との協働とは?

第4回「食器と福祉 個人に寄り添う新しい産業」 10月17日(土)10:00-12:00
講師: 濱中直樹(アーキテクト/ファブリケイター)×貝沼航(漆とロック株式会社)
3Dプリンターなどの最新技術を用いて自助具を作るファブラボ品川。伝統と視覚障害者の感覚が出合うことで生まれた漆器「めぐる」。ひとりひとりの障害や特性をものづくりに活かす産業の可能性を考えます。

第5回「ブレスト会議:いま、ここ の課題を突破する」 11月7日(土)10:00-12:00
講師: 阿部晶人(株式会社カヤック)
現場が抱える課題をどのように突破し、いかに「食と福祉」の未来を作るのか。
ブレインストーミング、企画の立て方などの考え方のスキルを学びます。

【受講条件】
・応募条件:オンライン会議ツールZOOMの使用が可能なこと。
*手話やチャット機能でのコミュニケーションを希望される場合は、応募時に相談ください。
*Zoomの設定等に不安のある方はサポートいたします。ご連絡ください。

・原則、1~5回まで連続参加が可能なこと
*欠席の回がある場合はご相談ください。

【定員】26名

【受講料】10,000円(全5回分)
*ラボメンバー(受講生)以外も後日、講座内容の一部を有料にてアーカイブが視聴可能になります。ただし、質疑応答やグループディスカッション等、双方向の学びはラボメンバーのみ体験が可能です。

【応募方法】
Peatixからお支払いください。決済時点で受講は確定します。
お申し込み完了後、追って参加方法などについてご案内いたします。
▶申し込みページ https://paratorilabo1.peatix.com
*Pratixでのお申込みが難しい場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

【応募締切】
9月4日(金)
*先着順のため、定員に達し次第募集を終了します。
(9/2追記 応募受付システムに不具合があったため〆切を延長しました)

【備考】
・講座の予約キャンセルに対しての払い戻しは行いません。予めご了承下さい。

【お問い合わせ】
ヨコハマ・パラトリエンナーレ プログラム担当
labo@paratriennale.net

◆ディレクター
中山晴奈(フードデザイナー)

1980年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院先端芸術表現修了。在学時より食べ物を使った美術表現の研究をする。NPO勤務後、行政や生産現場と連携して食をコミュニケーションツールにした総合的なデザインを行う。教育コンテンツ ココイク(伊勢丹新宿店)の監修、東北食べる通信(花巻市)の連載をはじめ、フードスケープ展(アーツ前橋、2016年)、みちのおく芸術祭 山形ビエンナーレ(東北芸術工科大学、2016年)、横浜パラトリエンナーレ(2018年)等のアート分野でも活動。慶應義塾大学SFC研究所フードXテクノロジーラボ研究員。

◆ゲスト講師プロフィール
篠原杏子(ローカルコーディネーター)
1979年神戸市生まれ。実家である弓削牧場の食やエネルギー事業、店舗の企画に携わり、夫の転職を機にオレゴンに拠点を移す。食と農、環境、緑化関連の視察やプログラムのコーディネーターとして活動、日本から様々な起業家や活動家を受け入れしてきた。夫と長女との3人暮らし。

友廣裕一(合同会社シーベジタブル共同代表/一般社団法人つむぎや代表)
大学卒業後、日本全国70以上の農山漁村を訪ねる旅へ。2011年東日本大震災以降は宮城県石巻市・牡鹿半島の浜の女性たちとともに弁当屋や鹿の角を使ったアクセサリーブランドを展開。障害者サービス事業所の方々とは鹿革をつかったペンケースも製造・販売を行ってきた。
現在は合同会社シーベジタブル共同代表として、海藻陸上養殖事を各地で展開。障害を抱えたり、高齢であっても役割を持って働き、暮らすことができるようなモデルを目指して事業を行っている。他にも、農業、水産業、医療・福祉など様々な分野で、専門性を持つ仲間たちと共に全国各地で活動中。

渡邉 崇人(徳島大学大学院・助教、(株)グリラス・取締役会長兼CEO)
1984年徳島県生まれ。徳島大学に進学し、2013年に博士号(工学)取得。2018年から徳島大学大学院社会産業理工学研究部・助教として研究する傍ら、2019年徳島大学発のベンチャー企業として(株)グリラスを設立した。専門は昆虫の遺伝子工学及び応用昆虫科学だが、2016年からはコオロギを循環型食用タンパク質生産手段として活用するための研究開発をスタートさせた。

濱中直樹(アーキテクト/ファブリケイター)
ハマナカデザインスタジオ主宰。ファブラボ品川 ファウンダー。2014年11月に立ち上げたファブスペース[at.Fab (アトファブ)]を2018年4月に「作業療法士のいるファブラボ」ファブラボ品川としてリローンチ、独自の活動を展開している。

貝沼 航(漆とロック株式会社)
1980年福島生まれ。“繋ぐ・伝える・生み出す”を自身の役割として、会津漆器のコーディネーターとして活動。ダイアログ・イン・ザ・ダークとコラボレーションした漆器「めぐる」は、目を使わずに生きる方たちの感性を活かし触覚に着目したデザインにより、2015年グッドデザイン賞受賞。作り手と使い手を繋ぐ産地ツアー「テマヒマうつわ旅」や国産漆の植栽活動にも取り組む。漆と人を繋ぐコミュニケーターとして、漆器の魅力を伝える講演やイベントも常時行っている。

阿部晶人(面白法人カヤック クリエイティブディレクター)
食い倒れの街大阪で育つ。慶応SFCを卒業後、電通でプランナー等を経て現在は鎌倉の自宅から徒歩15分のカヤックに勤務。地域活性からうんこミュージアムまで幅広く企画している。仏カンヌ広告祭、米クリオ広告祭、グッドデザイン賞、メディア芸術祭等受賞。週末は家族の料理担当。

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