Project
SLOW FACTORY × 井上唯
誰もが参加できるフェスティバルを具現化する要素の一つとして、市民参加型のものづくりSLOW FACTORYのコンセプトのもと、会場づくりを来場者とともに作り上げていく。構成を担うのは生活の知恵として育まれている「織り」や「編み」の手法を用いて、サイトスペシフィックなインスタレーション作品の制作を得意とする井上唯。形状保持の特殊繊維を編んで立体作品をつくる。
対象 | どなたでもご参加いただけます。 *小学生以下は保護者同伴 |
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参加費 | 無料 |
参加した方は、制作者として会場で名前が掲出されます (希望者のみ)
施設単位での参加や、遠方の方など、会場まで来ることが困難な方は、郵送での参加も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
SLOW LABEL LABスローレーベルラボ
1983年愛知生まれ。"織" アーティストと障害者施設や企業を繋げ、モノづくりやコトづくりを繰り広げるスローレーベルの運営を支える市民スタッフ。主婦や学生、会社員など、さまざまなバックグラウンドをもつ人からなり、誰でもメンバーになることができる。
井上唯いのうえ ゆい
1983年 愛知県生まれ。滋賀県在住。"織"から始まった興味が、次第に空間へと広がり、特定の場に対してモノをつくることに面白さを感じるようになる。また、ひとつの土地に根ざしてしかできないことがあることに気づき、湖と山と川に惹かれ滋賀県に移り住む。生活の知恵として育まれる「織」や「編み」の手法を用いて、サイト・スペシフィックなインスタレーションの制作を得意とする。
参考画像:井上唯 / 雲ノ鳥 (2014)
声の矢印、言葉の地図
ダイアログ・イン・ザ・ダークアテンド 檜山晃 × 三角みづ紀プロデュース oblaat
目が見えない人は何を頼りに街を歩き、何を感じているのか。視覚障害者が感じることを、詩人が言葉に紡ぎ出し、案内サインを展開する。
視覚障害者と詩人による「五感の旅」のための案内サイン。7つの詩をたどって象の鼻パークを歩きます。行き先ばかりに気を取られて、いつもは眠っている感覚を総動員してください。誰よりも遅く、すべてのものにつまづきながら。移動するためではなく、存在するための道しるべ。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
みえない、が、見える!まっ暗闇のソーシャル・エンターテイメント『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』。世界30か国・約130都市で開催され、日本では1999年より14万人が体験。参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、目以外の感覚をフルに使ってコミュニケーションをとりながら、様々なシーンを体験する。
檜山 晃ひやま あきら
1980年 東京都生まれ。東京都在住。ダイアログ・イン・ザ・ダークに、2002年からアテンド・スタッフとして勤務。のべ一万人のお客様の体験を暗闇のエキスパートとしてサポートしている。
三角みづ紀みすみ みづき
1981年鹿児島生まれ。東京造形大学在学中に現代詩手帖賞、中原中也賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的に行い、スロヴェニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招致される。近時の主な活動は坂本美雨らに歌詞を提供、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館におけるプロジェクト『a poem written by 5 poets at once』に参加。『連詩 悪母島の魔術師』にて第51回藤村記念歴程賞を受賞。あらゆる表現を現代詩として発信している。
参考画像:ダイアログ・イン・ザ・ダーク
SLOW LABEL徳島 × イザベル・ボワノ
天然灰汁発酵建ての製法を用いて藍染め製品をつくっている徳島県の障害者施設と協働し、日本の原風景をモチーフとした商品を開発する。
SLOW LABEL 徳島NPO法人とくしま障害者支援協議会
徳島県内にある32の障害者授産施設・就労移行支援事業所・就労継続支援事業所・地域活動支援センターなどでつくる団体。障害のある方がいきいきと働ける社会を目指し、工賃向上計画に基づくスウィーツや雑貨のブラッシュアップなどを実施。2013年に、スローレーベルと協働し、天然藍染めの「BLUE BIRD COLLECTION」を発表し、活動領域を全国に広げている。
isabelle boinotイザベル・ボワノ
書籍や手帳、チラシのデザインや制作、イラストや写真、コラージュを使った作品、オブジェの装飾、挿絵など、多彩な活動を行っているパリ在住フランス人アーティスト。彼女の作品は、従来の流通の枠外で紹介・販売されている。コンテンポラリー・グラフィック・アーティスト・グループ 「Frédéric Magazine」の創設メンバーの一人として、展覧会や雑誌に関する様々なプロジェクトにも参加している。
参考画像:イザベル・ボワノ
SLOW LABEL横浜 × 皆川 明
ファッションブランド ミナ ペルホネンの生地に、港南福祉ホームの人々が心のままに刺繍を施し、時間をかけて、アート性に富んだプロダクトへと転換することに挑戦するプロジェクト。
港南福祉ホーム
横浜市港南区の閑静な住宅街にある障害者地域活動ホーム。メンバーの多くは、知的障害にダウン症、脳性麻痺、心臓疾患などを併せ持つが、豊かな感性とリズムにより、様々な作品を生みだす。その刺繍一針一針、織り物一織り一織りに組み込まれる真摯さは「人と人」「社会と社会」を繋ぐ架け橋となっている。
皆川 明みながわ あきら
ファッションブランド ミナ ペルホネン デザイナー。1995年に「ミナ(2003年よりミナ ペルホネン)」を設立。独創的なストーリー性のあるオリジナルデザインの生地による服作りを進め、国内外の生地産地と連携し素材や技術の開発に注力する。デンマークkvadrat社をはじめとする海外のテキスタイルメーカーにもデザインを提供。近年ではファッションに留まらず、インテリアデザインやそのためのファブリック開発も精力的に行っている。
参考画像:皆川明
障害を取り除くためのワークショップ
横浜スタンダード推進協議会 × 社会に障害を感じる人
社会に対して「障害」を感じている人々と、地元企業の人々がともに考える、障害の取り除き方。障害を持っているのは人なのか、社会なのか。どうしたら両者の間に横たわっている障害を取り除くことができるのか。今回は、その第一歩として、パラトリエンナーレをともに楽しむ方法を共同開発する。
開催日時 | 8月2日(土) 11:00-12:00 |
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車椅子クッション:POCO’s
横浜美術大学 ポコスプロジェクト
横浜美術大学の学生が開発したPOCO’sファブリックで、車椅子用のクッションをつくるワークショップ。ネットのマス目に選んだ布を押し込み、中に種を入れ、世界に一つだけのオリジナルクッションに仕上げていく。
開催日時 | 9月20日(土) 1回目11:00-12:30 / 2回目 14:00-15:30 |
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対象 | どなたでもご参加いただけます。 *小学生以下は保護者同伴 |
参加費 | 1000円(材料費として) |
定員 | 各回 6名 |
横浜美術大学 ポコスプロジェクト
「POCO's/ポコス」は2013年、横浜美術大学の学生が古着の活用法を依頼されたことから誕生したオリジナルのファブリック。ぽこぽこの形状からポコスと命名。これまでに<Weフェスタ:もったいないを活かそう>/かながわ県民センター、<SLOW LABEL:スローファブリック工場の職人>/象の鼻テラス等でワークショップや展示を実施。2014年9月には、『みなとみらいMARK IS』で、市内の中学生達が創ったポコスを集め、大きな「POCO’sの海」を発表予定。
参考画像:横浜美術大学 ポコスプロジェクト