2014.08.118/26 カトリーヌ・マジ トークイベント

2008年より、知的障害のある人々とのサーカスプロジェクト「コンプリシテ」をスタートさせ、世界各国の関係者より高い評価を受けているカトリーヌ・マジ。ベルギーにある彼女の拠点、創作施設「エスパス・カタストロフ」での活動の様子や、障害のあるパフォーマーと共に創作活動をする際のノウハウなどを、写真や映像などを用いて紹介するトークイベントを開催します。

パネリストには、筑波山南麓にて知的障害者と共同生活しながら有機農業と表現活動に取り組む「自然生クラブ」施設長 柳瀬敬(やなせたかし)氏を迎え、障害者との芸術活動についてうかがいます。

また日本を代表するサーカスアーティスト金井ケイスケを迎え、瀬戸内サーカスファクトリー代表であり、ヨコハマ・パラトリエンナーレ パフォーミングアーツ部門ディレクターである田中未知子が進行役をつとめ、みなさまを現代サーカスという魅惑の世界へと誘います。

トークイベントのはじめには、23日から実施するカトリーヌ・マジの4日間集中ワークショップ参加者による、成果発表ショーイングを行います。

日時・場所:
8月26日(火)19:00-21:00 象の鼻テラス

対象:障害のある方やご家族、障害のある方との創作活動に興味のある方、
現代サーカスに興味のある方、新しいパフォーマンスに挑戦してみたいプロのパフォーマーの方など。
※手話通訳を入れる予定です。

定員:40名

入場料:無料(申込不要)

お問い合わせ
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014開催事務局(象の鼻テラス内)
Eメール info@paratriennale.net
TEL 045-661-0602
住所 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1丁目 象の鼻テラス

カトリーヌ・マジ(ベルギー・エスパスカタストロフ 総合アートディレクター)
サーカス的身体と演劇的表現を追い求め、演劇学校やコメディアデラルテの学校に通ったあと、世界一流のカナダのモントリオール国立サーカス学校で学ぶ。ベルギーに帰国後、サーカス創作の環境がない状況に直面し、自ら創作施設「エスパス・カタストロフ」と、カンパニーを立ち上げ、演出家としても活躍。綱渡りのアーティストとして活動するも、けがにより舞台に上がれなくなった時、創ること、教えることにエネルギーを傾け始める。2008年から、知的障害のある人々とのサーカスプロジェクト「コンプリシテ」を開始、世界各国の関係者が、その取り組みと豊かな成果に賞賛を惜しまない。

金井ケイスケ(サーカスアーティスト)
2002年フランス国立サーカス大(CNAC)卒業後、フィリップ・デュクフレ演出のサーカス『CYRK13』で2年間のヨーロッパツアー。その後フランス人とのサーカスデュオで、5年間ヨーロッパ、中東、アフリカなど36カ国で公演。2009年帰国。ミッフィーCD「パパとサーカス」監修、Tact国際児童演劇祭「TACT2013」参加。舞台、大道芸など、あらゆる場所で奇想天外に活躍中。パフォーマンスグループ「くるくるシルクDX」のメンバー。

柳瀬 敬(やなせたかし)(NPO法人自然生クラブ施設長)
1958年 愛媛県今治市生まれ。筑波大学で教育哲学を学ぶ。群馬県の全寮制私立学校、白根開善学校で自由教育を実践。90年 筑波山南麓に自然生(じねんじょ)クラブを設立。知的障害者と共同生活しながら有機農業と表現活動に取り組む。2001年にNPO法人化。地域の米蔵をミュージアムとし、シアターとアトリエを運営している。自然生クラブは「創作田楽舞い」でこれまでにリトアニア、デンマーク、イギリス、香港、デンマーク、ベルギー、アイルランドの演劇祭に出演している。

田中未知子(瀬戸内サーカスファクトリー 代表理事)
札幌生まれ。北海道大学文学研究科・修士課程修了。在学中にフランス・リール第三大学美術史学科に1年間編入。新聞社在職中にフランス現代サーカスに出会い、サーカスを軸に生きることを決意。越後妻有大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭にて舞台芸術担当。2011年に独立後、高松にて、サーカス×大道芸×地域芸能の発信基地「サーカス堂ふなんびゅる」始動。2014年に一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー立ち上げ、代表理事。ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014 パフォーミングアーツ部門ディレクター

「What a circus ! 」

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ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014